挽き目は、お湯や水が粉に触れる面積を変えます。細かいほど成分が出やすく、粗いほど出にくい、というのが抽出の一般論です。この記事は、抽出方法ごとの出発点です。当サイトは粉の大きさを測っていません。見た目のたとえも、よく言われる説明であって、計測結果ではありません。
運営者が毎日使っているのはタイムモア栗子 S5 Proのグリーンで、使い方はドリップ中心です。フレンチプレス、水出し、エスプレッソ、モカポットを自分で飲み比べた記録は書いていません。
ミルそのものの選び方(刃の径、重さ、置き場所)ははじめての手挽きコーヒーミルの選び方です。こちらは、持っているミルの目盛りをどこに置くか、です。
抽出方法別の目安
細かいほうから並べると、エスプレッソ、モカポット、ハンドドリップ、フレンチプレス、水出し、という順で説明されることが多いです。境目は豆と器具で動きます。表は順番の目安で、ミクロンの計測値ではありません。
| 抽出 | 粗さの位置 | よく言われる見た目 | ずれやすい方向 |
|---|---|---|---|
| エスプレッソ | いちばん細かい側 | 砂糖より細かい、と説明されることが多い | 粗すぎると薄い。手で挽くと時間と力がかかる |
| モカポット | 細挽き。エスプレッソより一段粗い、と言われる | グラニュー糖より細かい側 | 細かすぎると詰まりやすい、という注意が器具側でよく出る |
| ハンドドリップ | 中細〜中挽き | グラニュー糖くらい、と言われることが多い | 細かいと苦く、粗いと薄くなりやすい |
| フレンチプレス | 粗挽き | ザラメに近い、と言われることが多い | 細かすぎるとカップに泥が残りやすい |
| 水出し | 粗挽き。プレスと同じか、さらに粗い側 | ザラメ、またはそれより粗い | 細かいと濃くなりすぎることがある、という一般論 |
ハンドドリップの器具はハンドドリップ道具のそろえ方、形の違いはコーヒードリッパー比較です。水出しの道具は1,000円台からの水出し・アウトドア珈琲です。マシン側は家でラテ・エスプレッソです。細挽き用のミルの見方はエスプレッソ・モカポット向け手挽きミルの選び方に分けました。
クリックの数字は、別のミルに移せない
「設定6」が中挽き、とは限りません。刃と段階の刻みが違うと、同じ数字でも粉の大きさは変わります。
このサイトが、抽出方法ごとの公式の推奨範囲まで確認している手挽きは、栗子 S5 Pro だけです。エスプレッソ、モカ、プアオーバー、フレンチプレスの範囲は栗子 S5 Pro のレビューに、公式ページの記録として転記しています。その数字をほかのミルに写しても合いません。
エペイオス Essence Goの掲載データは、挽き目が 0〜80 段階で、外側で目盛りを見る、という公式の説明までです。抽出方法ごとの推奨番号は、このサイトにはありません。
手挽きで目盛りを合わせる
- メーカーがそのミルの抽出方法の目安を出しているなら、そこから始めます。出ていなければ、ドリップは中間よりやや細かい側、プレスや水出しは粗い側を、最初の一杯にします。
- 一度に動かすのは、1段階か、ダイヤルの小さな幅だけです。味と、ドリップなら落ち切る速さの両方を見ます。
- 細かくすると、回す回数は増え、力も要りやすくなります。運営者が S5 Pro について書いているのは、家に置くドリップでの重さの感想です。極細域の挽き時間は測っていません。
- ゼロまで締めません。S5 Pro は、ゼロ設定でも刃は接触せず、すき間は約 0.075mm ある、と公式が説明しています。偏った力では摩擦音が出ることがある、故障ではない、という注意も公式のものです。ほかのミルの接触位置は、各説明書を見てください。
- 決めた目盛りは、豆の袋にメモします。焙煎が変わると、同じ数字でも味は動きます。
粉が刃に残ったまま次の粗さにすると、前の粉が混ざります。油分と粉の落とし方はコーヒーミルの掃除・お手入れ方法です。
このサイトの手挽き2台
家に置いてドリップの目盛りを残すなら栗子 S5 Pro、軽い力で回したい・分解して持ち出したいなら Essence Go、という役割です。横並びは2台の比較とコーヒーミルおすすめランキングです。
掲載している価格の目安は、どちらもおよそ1万円を超えます。予算をそこまでに抑えたい場合は1万円以下の手挽きコーヒーミルの選び方を見てください。価格は変動します。