豆を入れるだけで、挽きたてのエスプレッソやカフェラテができる。グラインダー内蔵のエスプレッソマシンは、コーヒー好きにとって憧れの一台です。欧米でとくに人気が高いのが、オーストラリア発のブレビル(英国・欧州では「Sage」ブランド)と、イタリアのデロンギです。

2つのブランドは考え方が違います。ブレビルはポルタフィルター(抽出ハンドル)を使う本格派で、粉の量やタンピング、ミルクの泡立てを機械が手伝ってくれます。デロンギの上位機は全自動で、画面のメニューを押すだけでドリンクができあがります。ラ・スペシャリスタ・タッチだけは、ブレビルに近いガイド付きの本格派です。

正直にお伝えすると、運営者はこの6台を使っていません。 メーカー公表の仕様、販売店の表示、実際に試した海外メディアのレビューだけをもとにまとめています。価格は【2026年10月時点】の目安で、変わりやすいのでリンク先で確認してください。

6台の早見表

機種 タイプ ミルク コールド対応 価格の目安
ブレビル オラクル ジェット 挽く・量る・タンピングまで自動、58mmポルタフィルター 全自動スチーム ○ 米国 $1,999.95/英国 約£1,699
ブレビル バリスタタッチ インプレス タッチ画面ガイド+レバー式アシストタンピング 自動(Auto MilQ) ○ 米国 $1,499.95/英国 £1,199.95
ブレビル バリスタエクスプレス インプレス セミオート+アシストタンピング、PID温度制御 手動スチーム × 米国 $799.95/英国 £599.95
デロンギ エレッタ エクスプロア 全自動 自動(ラテクレマ ホット&クール) ○ 約5分でコールドブリュー 日本 約338,000円/英国 £899.99〜
デロンギ リヴェリア 全自動、交換式の豆ホッパー2つ 自動(ラテクレマ) 専用アクセサリーでコールドミルク 日本 約188,000〜238,000円/英国 £649.99〜
デロンギ ラ・スペシャリスタ・タッチ ガイド付きセミオート、15段階グラインダー 自動(LatteArt、泡5段階) ○ 英国 £699.99

出典:ブレビル米国公式、米国販売店(Macy's、Sur La Table)、Crema Karmaの仕様比較、Sage英国公式、The Guardian、BBC Good Food、価格.com(エレッタ エクスプロア)、デロンギ公式楽天市場店。

日本で買う方へ:ブレビルの3台は日本では正規販売されておらず、見つかるのは並行輸入品(米国向けは120V)が中心です。電圧や保証の条件に注意してください。デロンギのエレッタ エクスプロアとリヴェリアは日本向けモデルが正規販売されています。

どちらのブランドが合う?

  • ブレビルが合う人:エスプレッソを「淹れる」楽しさも味わいたい人。画面が抽出の速さを教えてくれるので、上達しながら使えます。Serious Eatsは、オラクル ジェットの自動ミルクがラテアートできるほどなめらかだったと評価しています。
  • デロンギが合う人:手間なく、家族それぞれが好きなメニューを飲みたい人。リヴェリアの豆ホッパー交換(午後はデカフェなど)や、エレッタ エクスプロアの約5分のコールドブリューは、ブレビルにはない魅力です。

ブレビルの3台

オラクル ジェット:タンピングまで全部おまかせの本格派

豆を挽いて量り、タンピングまで自動。58mmの業務用サイズのポルタフィルター、Baratza製の刃(45段階)、抽出部まで温めるThermoJetを搭載しています。

  • 海外レビューの評価:Serious Eatsは自動タンピングで固く均一なパックができる点と、抽出時間のフィードバックを評価。TechRadarは挽き目の細かさと抽出ガイドを高く評価しています。
  • 気になる点:Serious Eatsは挽き目ダイヤルが固く段が飛びやすいと指摘。TechRadarは静電気による粉の飛び散りに触れています。Forbes Vettedの評価は3.8。重さ約12.6kgと大型です。

オラクル ジェットをブレビル米国公式で見る

バリスタタッチ インプレス:画面が教えてくれる、コールドドリンクも

スワイプで選ぶタッチ画面が、挽く・タンピング・抽出・ミルクまで案内します。最新版はコールド抽出に対応し、Serious Eatsの計測ではコールドエスプレッソが約39℃、コールドブリュー約200mlが2分以内でできました。

  • 海外レビューの評価:TechRadarは初心者に最適と評価。植物性ミルクの設定やシェケラートなどのレシピも好評です。
  • 気になる点:価格の高さ。Serious Eatsでは旧モデルが数か月で故障したとのことで、新モデルは2か月以上の長期テストで問題なく動いているそうです。

バリスタタッチ インプレスをブレビル米国公式で見る

バリスタエクスプレス インプレス:ミルクも自分で仕上げたい人へ

定番バリスタエクスプレスの後継機です。25段階のコーン式グラインダー、PID温度制御、粉量のアドバイスもくれるアシストタンピングを備えています。ミルクは手動スチームで泡立てます。

  • 魅力:初心者がつまずきやすいタンピングを機械が手伝いつつ、手で淹れる楽しさは残ります。
  • 気になる点:タッチ画面のガイド、自動ミルク、コールドドリンクはありません。

バリスタエクスプレス インプレスをブレビル米国公式で見る

デロンギの3台

エレッタ エクスプロア:ホットもアイスもコールドブリューも1台で

デロンギ初のコールドブリュー機能を搭載し、通常12時間ほどかかる水出しコーヒーを約5分で抽出します。ホットとコールドに対応する自動ミルクや、アプリで豆に合わせて抽出を調整する「ビーン アダプト テクノロジー」も搭載しています(価格.comの製品情報より)。

  • 海外レビューの評価:BBC Good Foodは4.5/5で、つやのあるクレマの濃厚なエスプレッソと評価。Balance Journalは挽き目の安定感と、メニュー画面の充実ぶりを評価しています。
  • 気になる点:奥行きが大きいこと。Balance Journalは7.5/10で、ホットもコールドも日常的に飲む家庭でこそ価値がある、としています。

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リヴェリア:豆を気分で切り替えられる全自動

250gの豆ホッパーを2つ付け替えられる「ビーンスイッチ」が特徴で、デカフェと普通の豆、2種類のシングルオリジンなどを数秒で切り替えられます。メニューは16種類で、ミルクメニューもワンタッチです。

  • 海外レビューの評価:The Guardianは「1,000ポンド以下で最高の全自動」に選び、コーヒーの味、操作画面、ホッパー交換を高く評価。英Coffee Machine Reviewsも総合1位にしています。
  • 気になる点:The Guardianはグラインダーの音と、ミルクの泡質にまだ改善の余地があると指摘。コールドブリューには対応していません。

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ラ・スペシャリスタ・タッチ:デロンギ流のガイド付き本格派

15段階のグラインダー、タッチ画面のガイド、泡の量を5段階で選べる自動ミルクを搭載したセミオート機です。タンパーや粉を均す道具など、付属品が充実しています。

  • 海外レビューの評価:BBC Good Foodは5/5で、なめらかなミルクを評価。英Coffee Machine Reviewsはミルクドリンク9.6、コスパ9.4と高得点です。
  • 気になる点:挽き目が15段階と少なめで、全自動よりお手入れの手間がかかります(Coffee Machine Reviews)。日本での正規販売は、この記事を書いた時点では確認できませんでした。

比べるならこの組み合わせ

  • オラクル ジェット vs エレッタ エクスプロア:どちらも最上位でコールド対応。本格的なポルタフィルター抽出か、ボタンひとつの全自動かで選びます。
  • バリスタタッチ インプレス vs ラ・スペシャリスタ・タッチ:いちばん近いライバルです。ブレビルは挽き目の細かさ、デロンギは価格と付属品で選ぶと分かりやすいです。
  • バリスタエクスプレス インプレス vs リヴェリア:英国では近い価格ですが、考え方は正反対です。自分で淹れる楽しさか、ボタンひとつの手軽さかで選びます。

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英語版では、6台それぞれの長所と短所をまとめた購入ガイド(英語)も公開しています。

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